NPO法人 ふれあい囲碁ネットワーク神奈川

NPO法人ふれあい囲碁ネットワーク神奈川


小川会計の事務所新聞より



◆囲碁教室
今年1 月より、中野坂上にある翔和学園で、毎週金曜日の 17 時半〜19 時半に囲碁教室を開催しています。翔和学園の 生徒さんだけでなく、一般の大人の方も参加しています。  NPO 法人が運営している翔和学園は、素晴らしい教育を 実践されている「奇跡の学校」です。  人間力を向上し、生きる力をつける一つの教材として 「囲碁」を授業だけでなく、日常生活の中で取り入れています。  先日、保護者会の時に生徒の母親が「囲碁教室に入ってか ら、家での生活を含め、凄い成長を感じています」とお話しさ れていました。コミュニケーションが苦手な生徒が積極的に声 掛けしたり、引っ込み思案の生徒が自信を持って意見をハッキ リ伝えるようになったり、毎週行く度に生徒たちの成長が見ら れ、とても感動します。囲碁教室に参加している生徒は、高校 生や大学生が多く、心の優しい素晴らしい生徒たちですが、 ほとんどの生徒が小学校や中学校の時に、いじめを受けたり不 登校で、とても悲しく苦しい経験をしています。  もし、この生徒たちが、幼稚園や小学校低学年の時に囲碁を 覚えていたら、囲碁を通して、子どもから大人までたくさんの 友人が出来るし、きっと違う人生を歩いていたと確信していま す。私の夢が一つ増えました。囲碁教室の生徒たちを、幼稚園 や保育園、小学校をはじめ、沢山の人たちに囲碁を通して、 自分自身の経験や想いを伝えられる囲碁指導者として育てる夢 です!彼らの優しさに触れたら、必ず人生が変わる人が増える と思います。何しろ、今の日本には、不登校の生徒だけでも 10 万人以上いるのですから!  「ふれあい囲碁」活動をはじめて約20 年になりましたが、 もしかしたら、囲碁は日本の教育を変えるかもしれません。

◆負ける技術
梶ヶ谷こども文化センターに卓球男子がやってきました。  中学2 年生。川崎市の大会でベスト8 に入った実力者!その 彼が囲碁にハマりました。  4 月に初めて囲碁のルールを知り、その後の1 カ月間、友達 をつかまえては囲碁の対局に明け暮れる毎日だったとか。卓球 と囲碁では動と静、全く違う活動のように見えますが、1 対1 で対戦するところ、先を読んでプレーするところなど、似てい る所もあります。  「どうやったら勝てるのか」その法則を何とかして発見した い、というのが彼の心を捉えた思いのようです。でも小学2 年 生の男の子に負けてしまい、なかなか思うようには行きません。  そんな彼を応援すべく、私も新たな「負ける技術」を採用し ました。絶体絶命のピンチになったら碁盤の向きを入れ替えて いい、というルールです。黒の人は白に、白の人は黒に、攻守 が真逆に入れ替わります。将棋の羽生善治名人が子どもの頃 やっていた遊び方だそうです。卓球男子が自分で「チェンジ!」 を宣言できるところがポイント。受けて立つ方も結構考えさせ られます。特訓の成果が出て2 年生男子には勝てるようになり ました。1 カ月後どうなっているか、楽しみです。私もまた 1 つ、負ける技術に磨きがかかりました。