NPO法人 ふれあい囲碁ネットワーク神奈川

NPO法人ふれあい囲碁ネットワーク神奈川


ふれあい囲碁ネットワーク設立趣旨



現代社会では、人間関係が希薄になり、人々が孤立する傾向にあります。
人の心が外の世界とつながりをなくし、内にこもってしまうことで、様々な問題が生じています。
いじめ、不登校、引きこもり、ニート、うつ病の蔓延、自殺、子育てする母親の孤立、高齢者の孤独死などは、そのあらわれです。
言葉に偏ったコミュニケーション(携帯電話、メールなど)や映像情報の氾濫(テレビ、インターネットなど)が、この状況をより悪くさせています。
逆に言うと、非言語コミュニケーション(豊かな表情、おおらかな雰囲気、体と体のふれあいなど)が圧倒的に不足しているのです。

今、人と人とが向き合う時間と場所が求められています。

私たちは、孤立している人と人とをつなげ、1つでも多くの命を救うことを目的として、平成5年に「ふれあい囲碁」活動を始めました。
囲碁のルールを簡単にし、誰でも楽しめる「ふれあい囲碁」というゲームを通じて、人と人とが向き合う場を提供し、非言語コミュニケーションを活性化する取り組みを続けてきました。
平成6年には福岡県庄内町立幼稚園で交流、平成7年には福岡県福岡市能古島にある重度の知的障害者更生施設「ひまわりの里」で交流、平成8年には長野県大町市で開催された世界アマチュア囲碁選手権で国際交流、平成9年には山形県遊佐町の高齢者デイサービスで初めて認知症の方々と交流し、平成10年にはヨーロッパ6ヵ国(オランダ、ベルギー、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、チェコ)を巡り、大きな反響を呼びました。
平成13年には、静岡県富士市で「第2回ふじカップふれあい囲碁ゲーム全国大会」を開催し、全国各地の幼稚園・保育園、小中学生、障碍者、高齢者など、さまざまな境遇、さまざまな立場の人々との交流を実現しました。この大会には天皇、皇后両陛下もご参加されました。

このように、活動の場は教育・福祉・医療・街づくりの現場など、多岐にわたっています。神奈川県内では平成18年7月に川崎市民プラザ(川崎市高津区)を拠点として定め、「ふれあい囲碁」活動が広がり始めています。
今般、これまで培った人と人とをつなげるサービスを、広く神奈川県民に提供するため、NPO法に基づく法人格を取得することとし、特定非営利活動法人ふれあい囲碁ネットワーク神奈川を設立することといたしました。

私たちは、NPO法人格取得後も、地域に根ざし、「つながり」を育むサービスを提供することによって、すべての人々が健やかに暮らせる地域社会づくりに貢献し、あわせて社会福祉の増進を図っていきます。

心と心がつながり、生きる喜びに満ちた、子孫に誇れる社会を実現しましょう。


平成19年11月23日
特定非営利活動法人 ふれあい囲碁ネットワーク 神奈川
設立代表者  安田 泰敏